前校長 狩野 賢司
泉友会の皆様、いつも変わらぬご支援に心からの感謝を申し上げます。
今年も菊の子が卒業を迎える時期となりました。今年の6年生もしっかりと学校を率いてくれましたが、その姿を見ていた5年生がそれを引き継いでくれると思っています。この大泉小の文化は昔からずっと受け継がれてきたのでしょう。
大泉小の近況ですが、数多くの行事を今でも大事に行っております。春の和楽会から、富浦臨海に運動会、きくまつり、お別れ音楽会、そして卒業式とパレード。1つ1つの行事によって子どもたちが大きく育っていくのがわかります。諸先輩方が「大泉小は行事で子どもを育てる」と仰る意味を行事毎に実感しております。
そんな大泉小の行事ですが、近年の気象の異常に影響を受けてもいます。例えば、富浦臨海が台風の影響を受けるようになりました。以前とは違い、7月の台風が本州を直撃することもあり、岬で守られた富浦の海も高いうねりに悩まされることもあります。また、これまでは1人1鉢育ててきた菊がきくまつりにちょうど良く花咲いていたそうですが、今は年によっては菊の花が早く咲いて、きくまつりには散ってしまっている鉢もあったりします。気象の揺らぎに悩まされることも多い最近の大泉小の行事ですが、臨機応変に対応して大切に引き継いでいきたいと思っております。
泉友会の皆様には、今後とも大泉小を見守ってくださいますようよろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、残念ながら今年度で校長職を離れ、大学に戻ることになりました。2年という短い期間でしたが、大泉小での経験は私にとって感動の多い、忘れがたいものになりました。今後も菊の園を応援していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。