70年の豊かな伝統 副校長 千葉昇
副校長 千葉昇
ヒマラヤスギに見守られた菊の園は、幾多の歴史を経て、今年、創立70周年を迎えました。
時は移り変われども、ここに学ぶ菊の子たちと学舎は、いつも菊の園に集った人たちの夢が託された子どもたちであり、学舎でもありました。
時代と歴史が、未来に向かって大きく変わりつつある今、70年という伝統の持つ豊かな教育力は、今も深く受け継がれ、菊の園を育み続けています。それは、ぶれることのない確かな根っこと実体験を伴った骨太の実践力、そして共に創り上げようとする創造力です。
70周年という大きな区切りにいる私たちは、この輝く豊かな伝統を継承しながら、未来に向かって一層豊かに学校創造をしていく責任を、強く感じています。
子どもたちには、70周年の様々な催しを通じて、「昔の菊の子と大泉を共有しよう、未来の菊の子とも大泉を共有しよう」と呼びかけました。これは、絶えることなく脈々とこの大泉を流れ続け、しかも常に新しい流れともなって未来へ向かう大泉の姿を共有することでもあります。
いつでも蘇る鮮やかな思い出と学校に季節の彩りをもたらしている歌の数々。夢のある未来の菊の園をめざして、80周年・・90周年・・100周年へと歩んで参ります。
在学生のデザインをもとに、
村上桂子さん(第40回卒業生)に
イラストにして頂きました。