佐藤 徹平(さとう てっぺい)さん(61回生/2000年卒)
プロフィール
卒業:2000年3月(第61回卒業)
大学院前期博士課程を修了後、航空会社の地上職勤務を経てパイロットになる
講演について
今回は、コロナ禍前に行われた講演会以来4年ぶりの実施となり、先生方も児童たちも卒業生のお話を心から楽しみにしていました。副校長より講師の佐藤さんのご紹介が始まるなり会場はざわめき出し、佐藤さんのお話の中で「卒業時のクラス担任=細井先生」「同級生=早川先生」と判明すると、更に会場は大盛り上がりに。在校中の学校行事の思い出や、子どもの頃から将来の夢はすでパイロットだったことなど、菊の子時代のご自身のエピソードを写真をまじえながらご紹介され、子どもたちは佐藤さんのお話にぐっと引き込まれていきました。
飛行機のお話では、大型ジェット機を学校の敷地内に入れたとしたら校庭めいっぱいになること、逆に紙飛行機大のサイズにしたら、紙飛行機より軽いことなど、視覚的に理解・想像しやすい丁寧な解説を聞きながら、子どもたちは驚きの表情を見せていました。そのほかにも、実際に操縦した場合の飛行シュミレーション、パイロットの一日や月間スケジュール、パイロットになるための訓練や必要な資格と免許等、さまざまな角度からお仕事の魅力をご紹介してくださりました。
風船上げにも参加されました
ご講演の様子
卒業アルバムに描いた将来の夢
佐藤さんは最後に、「菊の子として様々なチームの中で体験していること、学んでいることが必ず役に立つ時がくる。自分自身も、今でも続く菊の子の繋がりや絆によって支えられ、仕事にもその経験がいかされている。皆さんには、これから関わる全ての人を大切に、そして今の仲間を大切にしてほしい。」と語られました。お客様や荷物を安全に目的地に運ぶため、数えきれないほど多くの人との連携によってパイロットの仕事が成り立っていること、そのチーム力の重要さを語られた佐藤さんからの、とても重みのある子どもたちへの有難いメッセージでした。