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学校の近況
令和元年度 富浦臨海報告

総責任者 清 隆紘(71回生)

今年で4年目となる私は総合責任者を務めさせて頂きました。
これまで歴代の先輩方が積み重ねてきた伝統を受け継ぎながら、この素晴らしい富浦臨海生活を安全に実りあるものにできるよう、そしてまた子供達が「OB・OGとして戻ってきたい」と思ってもらえるように心がけ取り組んできました。
そもそも私自身この富浦に戻ってきたきっかけは、当時担当してくださったOB・OGが大きく影響しています。先生方よりも年齢が近く、側を泳いでくれる彼らの存在は大きな心の支えでした。私もそんな風になりたいと思い参加を決意しました。
これからも富浦臨海生活が安全に行っていけるようOB・OGの組織が後輩へと続き、そしてこの4年間で関わった子供達が「感謝する心」でまた富浦に戻って来てくれることを楽しみにしています。
最後に本年度の富浦臨海に関ってくださったすべての皆さんに感謝申し上げます。
ありがとうございました。

富浦臨海教室に卒業生として参加して

荒井 英美(72回生)
9年ぶりの富浦で、OGとして臨海に初参加したなかで改めて大泉小の伝統が愛しく、恋しくなりました。私は今回6年女子のU期に参加しました。最高学年でありながらも、あどけない少女である事には変わらない彼女たち。バスや寮のご飯の際は小鳥のように元気いっぱいさえずり続けた彼女たちも、砂浜では表情が打って変わり、真剣な眼差しになりました。仲間と声をかけあい必死に隊列を整え、高波にも負けず力強く泳ぐ姿は本当にかっこよく、逞しかったです。
子供たちの一番近くでこの臨海に携わり、体験と感動を共に出来たことを嬉しく思います。
最後にご指導頂いた先生方ならびにOB・OGのみなさま、そして沢山の感動を与えてくださった6年女子のみなさんに感謝の気持ちをお伝えしたいです。ありがとうございました。

若林 みのり(73回生)
私は臨海2期に参加し、6年女子と4日間を過ごしました。初めてOGとして参加するにあたり、しっかりと指導できるのか、自分が泳ぐことに必死になってしまわないか、不安が多くありました。しかし、富浦へ向かうバスの中で子どもたちと交流し、懐かしい歌を歌うことで緊張もほぐれました。
大遠泳に挑戦する彼女たちは全員が同じ目標に向かって、練習から真剣に取り組んでいました。私は一緒に泳ぎながら子どもを第一に考え、励ましの声かけや応援に力を入れました。そして完泳を共にし、達成感を味わうことができました。
大泉の伝統を一緒に作り上げていくことができ、とても嬉しく思います。これからもこの伝統を大切にしていきたいです。

磯本 実花(74回生)
この春大学生になり、卒業して初めて参加しました。私は在学時、ミニバスケットボール同好会のコーチの先輩に臨海でもお世話になり、私もいつかそうなりたいと思っていました。
5時台起床の旗立て、水泳前の検温、浜での準備など、想像以上の体力勝負に過去の先輩の方々にひたすら脱帽しました。
海の中では、慣れない水泳指導、子供への声掛け等に先生方からのサポートを受け、生徒の命を預かる責任を身に染みて感じると共に改めて尊敬の念を抱きました。
生徒一人一人が自分と戦い、完泳したいという気持ちをみんなで支える、その一員として参加するやりがいを感じ、また来年も富浦の地に戻ってきたいと思いました。

山戸 菜々香(74回生)
生徒を支える立場として初めて富浦臨海に参加して、夜遅くまでしおりに記入してくださっていたことや、先生方が生徒の安全について話し合ってくださっていたことを知りました。富浦臨海は先生方の支えがあり、初めて成立していると改めて感じました。 私が生徒だったころ臨海生活の毎朝しおりに書いてあるコメントを読んでその日のモチベーションにしていました。コメントを下さっていた先生やOB・OGの先輩方を尊敬していました。
いざ実際自分がコメントを書く立場となり、しおりの持ち主に対して印象に残るようなコメントを書けたかはわかりません。
しかし生徒たちにとって人生の思い出になる富浦臨海を少しでも支えることができて楽しかったです。

富浦臨海「完泳証」デザインについて

村木 伸次郎(56回生)
この度の富浦臨海ロゴデザインは、ともに富浦臨海OB・OGとして参加した56回生の仲間からモチーフ(題材)のアイデアをもらいながら考えました。
「脚立」「亀の子島」「天突き体操」「完泳後の万歳」そして「人工島」。どれも懐かしく象徴的で、心に残るものばかり。そんな中でも小学生の頃を思い返し、とりわけ心に浮かぶのは「人工島」でした。
振り返れば2003年から2008年まで6年間、富浦臨海Tシャツデザインを手がけさせていただいた時も、モチーフとして度々登場したのが人工島です。
「目標」の象徴として海に浮かぶ人工島と、それに向かう隊列。今も色褪せず心に残る光景を、少々荒削りな直線的タッチで描きました。デザインさせていただいた完泳証が、令和に生きる菊の子の「勇気の証」になれば幸いです。

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