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学校の近況
平成26年度 懇親会報告(第2部)

38回生 井上 陽子

 第1部総会の後は、体育館に移動して懇親会が行われました。平成3年卒業の伝統工芸士、廣瀬雄一さんにお願いして、江戸小紋についてのお話しを伺い、染色の実演や数々の作品を見せていただく機会を設けました。きくまつりで在校生が体験したそうで、大変貴重な経験でした。また、恩師である酒井先生・大野先生もご出席してくださり、気軽にお言葉も交わしてくださり、懐かしい気持ちが溢れるばかりでした。
 準備されていた軽食は、各種オードブルにお寿司、中華料理にフルーツと、ホテルのビュッフェかと思うような豪華メニューのほか、給食を思い出させる揚げパンにジャージャー麺と、バラエティに富むものでした。飲み物も多数取り揃えられており、卒業年度で大きく分けられたテーブルごとに、笑顔で話しに花が咲いたことは言うまでもありません。会の終盤にはビンゴ大会も開催され、豪華な景品が多数用意されており、大変な盛り上がりをみせました。
 実を申しますと、記者である私も今期より泉友会の役員に就任したにもかかわらず、総会・懇親会に出席したのは今回が初めてのことでした。総会・懇親会というと何か堅苦しいイメージがあったうえに、ずっとご無沙汰していたので敷居が高くて…などと思っておりました。しかし出席してみると、この懇親会は本当に暖かく一人一人を迎えてくれる場所であり、卒業したばかりの中学生から、小さなお子様連れのお母様、白髪のお年寄りまで皆が同じに思い出を分かち合える場所でした。これまでに何度も参加する機会があったにもかかわらず、それを逃していたかと思うと残念に思うほどでした。一人ではちょっと…とお考えのこれをお読みの皆様、どなたか一人だけお友達を誘って是非次回は一緒にいらしてください。きっと私と同じ感想をお持ちになりますよ。

・江戸小紋実演

25回生 佐藤 要
 今回の総会の講演と実演は「江戸小紋」。
きくまつりで在校生には紹介され、彼らに感動を与えたとの話。今回は泉友会の皆さんにもご紹介。
 52回生の廣瀬雄一さんは、新宿区・妙正寺川のほとり、「廣瀬染工場」の四代目。その廣瀬さんが江戸小紋の歴史や最近の活動について講演、そのワザの実演、そして作品の展示即売も。
 実演では「型付け」を披露。長板の脇に立ち糊を塗るへらを口にくわえ、手にした型の点と点を合わせる位置決め、見ている方も緊張しました。へらさばきもお見事。
 こんな「職人さん」の分野でも、若い泉友会のメンバーが活躍していることに感激です。しかも彼は元ウインドサーフィンのオリンピック強化選手だったとか。
 細かいサイコロの目のデザイン(芽が出るという縁起物)の江戸小紋ネクタイをビンゴでいただきました。

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