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学校の近況
学校長あいさつ


校長 狩野 賢司

 日毎に陽の光も強さを増し、春の訪れを感じるようになりました。泉友会の皆様におかれましては益々ご健勝でご活躍のこととお慶び申し上げます。
 今年も小学校から6年生たちが巣立つ時期になりました。生活団などでしっかりとリーダーシップを発揮し、下級生たちを支えてくれた6年生。立派な菊の子に育ち、次のステップに向けて元気に踏み出していこうとしています。そして、その後を5年生が責任を持って引き継いでいきます。この菊の園の流れは昔から変わらないものなのだろうと思います。
 変わったところもあります。まず、昨年度の改修で南棟校舎が新しくなりました。広々としたオープンスペースや交流ルームは、授業や発表会、公開研究会など、様々な場面で活躍しています。また、無線LANを配備したコンピューター室では、子どもたちが一人1台コンピューターを持って、相手と対面して会話をしながら操作したり、机を移動したりしながら学んでいます。同じ時期に改修されたプールはきれいなブルーに輝いており、夏の間子どもたちが伸び伸びと泳ぎを楽しんでいました。一方、夏の臨海などで使っている富浦寮は、昨年の台風で屋根がはがれるという大きな被害を受けましたが、とりあえず応急処置的な修理をして使う予定です。
 個人としての近況を述べさせていただくと、校長として着任して早1年が経とうとしています。この1年、何もかもが初めて尽くしのことを、次から次へと体験し、驚きに満ちた日々を過ごしてきました。中でも印象に残っているのが、移動教室や富浦臨海、運動会やきくまつりといった行事の数々です。それぞれの行事に対して、子どもたち、そして教職員が一体となって取り組み、その体験によって子どもたちが成長する様子を目の当たりにしました。このような体験により、菊の子たちは逞しく育っていくのだろうと感じました。このような行事は今後も大事に継続していきたいと考えています。
 と同時に、変えていかなければならないものもあると思っています。大学の附属小学校として、先端的な研究と教育実践をする責務があります。世の中がどのように動いており、その中で新しい小学校に求められるもの、それをいち早く察知して、どのような改革や改善が必要か、研究し、実践して示していく必要があります。そのためには、柔軟で斬新なアイディアと、粘り強い取り組みが必須です。そうすることで、大泉小学校の独自性、必要性を積極的にアピールしていこうと考えています。
 このような大泉小学校を今後も温かく見守っていただき、ご支援くださいますようよろしくお願いいたします。

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