有吉 正博 前校長先生

このたび、第68回の卒業生を送り出し、校長としての任期を無事に終えることができました。泉友会の皆様には、4年間たいへんお世話になりました。
ありがとうございました。

4年間だけの短い期間ではありましたが、伝統的な「菊の園」のすばらしい教育実践･研究に関わることができ、とてもありがたく光栄に思っております。また第68回の卒業生たちは、さっそく4月からは泉友会の仲間入りをすることになりますが、何卒よろしくお願いいたします。

ところで、作文集「菊の園」第60回記念号(平成19年3月17日発行)に卒業生たち125名全員の短歌が掲載されています。一人２首ずつ詠んでいますが、 遠泳を中心とした「富浦臨海生活」を詠んだものが50首でトップ、次いで菊づくりや風船揚げなどの「きくまつり」に関するものが45首、そして騎馬戦や人塔など「運動会」を詠んだものが44首と上位を占め、その他には和楽会や生活団活動、日光移動教室などの感動も数多く詠いあげています。いずれにしても、 本校の伝統行事やきくの子ならではの貴重な体験的学習が多くの感動とともに、きくの子をたくましく、やさしく、そしてねばり強く育て上げているものと確信しております。

4年間の任期中には、国立大学法人化のスタートや本校を含む大泉地区の附属学校改革が進み、この4月から小学校改革の新1年生が入学してきます。もちろん、これは伝統と未来との 融合を志向した発展的な改革であります。大泉の教育、「菊の園｣、そして泉友会のますますの発展を祈念し、退任のご挨拶と致します。