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クラス会
俊傑会より!

※俊傑会とは東京学芸大学附属大泉小学校の歴代校長先生、歴代教諭の会です。本号では歴代副校長を務められた大野先生、茅野先生からご寄稿賜りました。有難うございました。

泉友会は心のふるさと
大野 晏且
コロナ禍で通常の参観が中断されていた「きくまつり」に久方振りに伺った。昭和五十五年に編成、導入された子どもたちの縦割生活団による自主的運営と、その活動、活躍ぶりに接した。上級生がリーダーシップをとり、思いやりをもって下級生とかかわり、まさにかけがえのない思いをひとつにしたファミリーとして、それぞれの役割を果し、収穫の喜びを共感、共有している姿が印象的で感動を覚えた。そこには、同じ釜の飯を食み、苦楽を共にした子どもたちの成長の姿があった。
母校大泉小は、この度、国際バカロレア(IB)ワールドスクールPYP認定校となった。今後、AIが一層、幅をきかせる世の中になっても、壊しい「菊の園」での思い出を共有され、同窓の絆をより一層強く持って、泉反会の発展と会員の皆様方のご活躍を祈ってやまない。

泉友会の皆さんの学芸の良さ
茅野 敏英
会報への寄稿のご案内を戴きました。日頃の活動の様子を見聞きしながら関係者の方々のご努力に敬服している一人です。
学術と学芸という言葉をよく耳にします。学術は学んで事をなした成果や効果を話題にすることが多いのですが、学芸には学びの楽しさや物事への関心・知ることへの意欲など物事への発露を育てる重要な側面があります。
大泉を巣立った皆さん思い返してください。OB会などでの話題は学習した内容よりも体験した事実やその関心・意欲などを通して物事への関りを話題にすることが多いでしょう。大泉で学んだのは【学芸】でした。このことはその後の人生で大きな意味を持ったと思います。
最近文明の再構築を行う転換点に差し掛かっています。自己中心の考え方や行動では立ち行かなくなっているのです。すぐに動き始めるのではなく、しばし立ち止まり自分の思考を深める過程が必要です。自分を省みて他者の幸せや社会全体の有り様を考える行為が重要な鍵です。学芸で得た力こそ今必要とされています。皆さんがお持ちの興味や関心をさらに深め成果や効果に結び付けていただけることを願っています。

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